今回のブログは、なかなか重めのタイトルになってしまいました。結婚してからの1番の私のコンプレックスは“夫の収入”です。どう向き合って、どう乗り越えたのか。自分より夫の収入が少ない事が気付いた時には私の中で大きなコンプレックスになってしまっていて、人には話せなかった。
私は夫の仕事が成功する、もしくは転職するまでは、この悩みとはずっと付き合っていくかも知れません。SNSで節約アカウントをされている方のように節約術をお話しする事はできないけど、自分の気持ちを保つため、家族で楽しく過ごすために考え方を変えたこと。あと、家計管理のモチベーションをあげるための最近のお気に入りの家計簿も紹介します。
同じ悩みの方、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
夫の職業、月収
夫の職業は自営業です、飲食店をしています。月収は手取り20万円もありません。もちろん自営業なのでボーナスなんてものはなくて、福利厚生もありません。夫は結婚する以前にサラリーマンを辞めて今の仕事だったので、結婚したら共働きになるだろうし、子どもが出来たら働きながら子育てをすることになるのは覚悟していました。そして「専業主婦なんて夢のまた夢なんだろうな…」と自分が定年まで働く事になる未来を想像しています…実際文章にするとなんとも言えない気持ちになりますね(笑)
その分、家事・育児は率先してしてくれますが、そんなのお互い様だし、「家事・育児は私が頑張るから、外で稼いできて!」というのが本音です。(笑)
共働きなのに贅沢はできない
フルタイム看護師の給料
私は8:30から17:00までのフルタイムで働いています。看護師というと、給料が高いイメージがありますが、実際はそんなことありません。病院によって様々ですが、私が今働いている中規模の民間病院では、日勤のみだと20万円あるかないか…といったところです。夜勤や遅出をしないと手当が付かず、ワーママには辛い現状です。前述したとおり、夫は飲食店をしているので夜はいません。なので夜勤はできません。「給料が少ないのに夜もいない、家計のために夜勤をしたいけどそれもできない!!!」と何度も夫を責めました(笑)
ボーナスは年に二回支給されますが、ほとんど貯金です。何かあった時の貯金を少しでも多く増やしたいと思っています。なのでボーナスで旅行や自分が欲しい物を買うなんて夢の話しです。
将来への不安
夫の手取りが20万円なくても、サラリーマンなら別にここまで悩んでいなかったと思います。何がこんなにも不安なのか…。自営業なので有給や退職金、怪我や病気をしたときの保証は何もありません。当たり前ですが、休めば休んだ分だけ収入が減ります。今のところ、毎月家に持って帰ってきてくれる“お給料”は変動することなく固定にしてくれていますが、いつ、どれくらい減るかわかりません。実際にコロナが大流行していたときは、一時収入が激減しました。
「いつ夫の仕事がうまくいかなくなって、給料がなくなるかわからない」これはずっと頭のなかにあることです。夫には直接言いませんし、そんなマイナスの事を考えてばかりではダメだと思いながらも、リスクがあることだと思いますし、夫婦二人ならまだしも、小さな子どもが二人。何としても二人には嫌な思いはさせたくないし、不自由な暮らしをさせないように、とそこは夫婦ふたりとも同じ考えです。
周りの家庭が羨ましい、夫の収入が恥ずかしい
周りの友達の旦那さんで自営業の人はいません。よく友達は「旦那の給料が少なくて…」とため息をついていましたが私からすると全然少なくない金額ですし、サラリーマンってだけで十分羨ましい。保証がある、まとまった休みがある、ボーナスもある。
こんなことブログでしか書けませんが、私は夫の収入が「恥ずかしい」と思っています。
友達と旦那さんの仕事やお給料、家計管理の話になった時は「早く、この話題が終わってほしい」と思いますし、夫のお給料の話は一切したことがありません。唯一、自分の母親にはこの悩みは相談したりしますが、具体的な手取り金額を教えていません。(恥ずかしいから聞かないでと言っています)
私には、弟と妹がいるんですが二人とも結婚していて共働きです。弟も妹の旦那さんも会社勤めで「給料が少ない」と妹は愚痴をこぼしますが、私にすると全然です。
“自分たちが良ければそれでいい” 周りの家庭と比べても意味がないことはわかっています。でも心の中では「いいな、羨ましいな」「なんで私はここまで必死になって働かないといけないんだろう」
“もし何かあれば仕事を辞めればいい”この選択肢があることがどれだけ羨ましいか。私は、自分が仕事を辞めるという選択肢はありません。
多分私は、「自分が働かないと生活できない、仕事は辞められない」というプレッシャーがしんどいし、自分にもたれかかられている状況が嫌なんだと思います。実際に頼られていることもだし、やっぱり“夫が大黒柱として生計を立てて、妻が支える、足りない分は補う”っていう考えが世間一般的には多い気がして。普通ではない自分達が恥ずかしくて、不安になります。
夫へ不満をぶつける
ここまでの記事だけを読むと、私が一人で苦しんでいる・悩んでいるように見えてしまうかもしれませんが、夫も悩んでいるし苦しんでいると思います。何度も何度も、納得のいかないこの現状に文句を言い続ける私。夫の仕事中にLINEで長文の文句を送り付けたり(笑)、事あるごとに「お金がない」と口走ったり、イライラや不安な気持ちをそのまま夫に投げつけてきました。
私の夫は本当に穏やかな人で、私が抑えきれなくなった感情をぶつけても受け止めてくれました。「さすがに言い過ぎたな」と思うようなことも何度も言ってしまいました。ですが夫は私を責めたことは一度もありません。夫は夫なりに私に負担をかけてしまっているという自覚はあって、苦しんでいると思います。
男としてのプライド?もあるんだろうなと思います。妻として、夫のプライドを傷つけないように…と配慮しているつもりではありますが、ズケズケとものを言う私に思うことはたくさんあると思います。
その優しさに甘えてはいけませんが、そんな彼だから結婚したいと思ったし、私は夫が低収入だろうと、無職になってしまったとしても“夫と生きていく”事を最後まで諦めないんだろうなぁと思います。
夫と話し合った結果、ある約束を。
とは言っても、私が家計を支えて育児・家事もするなんてそんな自分ばかりが犠牲になる事を一生する気はさらさらありません。
夫に期限を決めてもらいました。
「長男が小学校に入学するまでに、最低でも20万円まで上げて。それが難しいならその時点で転職を考えてほしい。これが守れないならその先は一緒に居れない」と。
夫は「わかった。約束する。それまで支えてほしい。」と返事をしてくれました。
もちろん、離婚する気なんてこれっぽちもありません。彼が無職になったとしても側にいます。(引きずってでも就職活動してもらいますが。笑)
なんだか脅すようで、あまり気持ちの良いものではありませんが、期限付きなら私もなんとか踏ん張れます。
正直、20万円でも厳しいです。どこか、飲食店のアルバイトでもしてくれた方が収入が多いのはわかっています。でも、こうなることはわかって結婚したのは私で。可能な限り、夫を応援したいところ。それまでは、私が大黒柱として稼いでやろうじゃないか。腹をくくって気持ちは切り替わりました。
現状はどうなったのか
期限付きの約束をして話し合ったのが1年ほど前、あれから現状はほとんど変わらず私の働き方もフルタイム遅出勤務ありのまま。正直難しいんじゃないかな…とは思っています。
ですが、先日私が「仕事がしんどい」といつものように愚痴をこぼしていた時、「4月から約束の金額は持って帰ってくることができそう。遅出を無くそう。」と言われました。最近新しい事も始まったり、色々変わったことがあったようなんですが、少し軌道に乗ってきたみたいで。
正直「本当かな」と半信半疑ではあるし、そうじゃなかったときに落胆したくないのでぬか喜びはできませんが、少しホッとしました。
家計管理と向き合う
もともと独身の頃から、自分の給料を管理する事もそこまで得意ではなくて、キャッシュカードでいつも使うときに口座からお金を引き出すのが当たり前。
まずは通帳記帳をすること、毎月の決まった支出を把握する。私はお金がないと、通帳や家計簿、明細を見ると不安になるからと目を背けてしまいそうだったので、向き合う事から始めました。
当たり前の事なんですけどね。で、やっぱり実際に収入から決まった支出を計算すると、毎月使える生活費や自由費が把握できて、使うときの漠然とした不安は減った気がします。
封筒貯金
よくインスタで「#節約」と調べたり、家計管理の投稿を見て「こんな方法もあるんだ」と勉強しているんですが、なかなか3日坊主の私は続かないことが多くて。
その中でも、ずっと続けているのが“封筒貯金”です。「車検」「自動車税」「医療費」とりあえず今はこの3つだけですが、毎月数千円ずつ封筒に給料日に現金で貯金しています。今までは、貯金から引き出して支払いをしていましたが、この方法にしてから「また車検の時期か…」と気に病む事が無くなって、本当にお気に入りの方法で、考えた人に感謝しています!(笑)
お気に入りの家計簿
もともと、“書くこと”が好きなので家計簿をつけることは苦ではないんですが、なかなか自分にしっくりくる家計簿を見つけることが出来ずでした。本屋さんで細かく項目分けされたものや100均のものを買ったりもしましたが、続かなかったり。見た目が好みではなかったり。
なので最近はノートに自分で項目を買いて、家計簿をつけていましたが毎月大変でした。
そんなときに偶然見つけたこの家計簿は、サイズが大きめで正方形?のような形なので持ち運びには向いていないかもですが、紙の質もすごく私好みで書きやすいし、項目分けが複雑でなくシンプル。収支も横書きで書きやすくて、ひと月毎にメモを書けるフリーページ、あとクリアポケットもついています。税金などの納付書や、書き写せていないレシートを入れています。余計なことが書いてなくて、やっとお気に入りの家計簿に出会えました。
年末に楽天スーパーセールで見つけて見た目が好みだったので楽天ポイントも貯まってるしな~と、中身にはそこまで期待せず買ったんですが、めちゃくちゃ使いやすいんで家計簿に悩まれている方へおススメしたいです♪
夫が自営業であること、低収入のメリットを考えてみる
夫の収入は年齢的に考えても、平均よりかなり少ないです。夫の収入だけでは、とてもじゃないけど家族4人生活はできません。
夫と何度も転職を視野に入れて話合いをしましたが、彼の中でもいろんな想いや理由があるようで。「転職はまだ考えていない」が夫が出した答えでした。最初は「したいとか、したくないとかじゃなくて、子どもの事を考えてほしい」と私は訴え続けていましたが、変わらないこの現状。
他人を変えるのは難しいことです。
夫に変わってほしいと、相手を変えることを努力するよりも“自分が変わる方が早い”と思ったんです。
低収入であることのメリットなんてものはないと思うけど、今の夫の働き方で私たち家族が感じているメリットを考えてみました。
パパが子どもと過ごす時間が多い
自営業の人の全てがそうとは言えませんが、今の夫は比較的空き時間や休みに都合が付きやすいので、保育園の送り迎えもよく行ってくれるし、子どもたちがパパと過ごす時間は多いんです。息子も娘もパパが大好きで、「ママじゃないとダメ」な事はほとんどありません。これは、今の夫の働き方でよかったなと思うことですね。
自分が家計管理の舵を握れる
これは私が仕事中に聞いた、先生と患者さんの会話から学んだことなんですが、
「物事は考え方次第、180度考え方を考えてみる。楽しんだもん勝ち。」といったような内容の事を話していて、その通りだなと思います。
この世の中には、旦那さんが十分すぎる程のお給料を持って帰ってきてくれるけど、自分は自由にお金を使うことはできない。決められた金額の中で、生活をやり繰りしないといけない。そんな方もきっといます。それで、自分が納得できていれば問題はないと思うんですが、私はきっと窮屈に感じるような気がします。
そもそも、共働きで生活費に自分の給料も充てるので、自由にお金が使えるかというと、そうではないんですが、「今月はこんだけ貯金しよう」とか「先月みんなで我慢したから今月は少し遠出しよう」とか、夫に相談しながらではありますが、自由にお金の管理をさせてもらっています。
見方を変えて、“自由に家計管理が出来ている”と楽しもうと思いました。
これからどうなるか分からない
考え方を180度変えてみたり、色々工夫したけど「夫が低収入で恥ずかしい」というコンプレックスは解消されたわけではありません。時々、他人と比べてしまうと思います。
期限付きの約束も守ってくれないかも知れません。でも、夫とは生涯一緒にいると決めて結婚しました。
お給料が自分より少なくて腹が立っても、恥ずかしくても一緒にいます。
ただ“私が一生支える”なんて綺麗ごとは考えていないし、私は自分のことも大事なので、自分を犠牲にするつもりはありません。相手を変える前に自分が変わることを忘れずに、これからも夫とたくさん話しをして、どうすれば家族4人が幸せに暮らしていけるかを模索していきたいと思います。
なんの解決策にもならなかったかも知れませんが、私と同じような悩みの方に「こんな人もいるんだ」と思ってもらって、少しでもしんどい気持ちが和らぐといいな~と思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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